なでしこジャパン(日本女子代表)の佐々木則夫監督代行は、「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024」の韓国女子代表戦へ向けて意気込みを語った。
夏に行われたパリ・オリンピックは準々決勝で敗退したなでしこジャパン。大会終了後に池田太監督が退任した中、26日に国立競技場で韓国代表と対戦する。そしてJFAは、この試合で2011年女子ワールドカップ優勝へと導いた佐々木女子委員長が監督代行を務めることを発表。さらに、男子日本代表として長年活躍した内田篤人氏がコーチとして参加することも決まっている(活動は韓国戦を含む今回の期間のみ)。
そして18日には韓国戦へ向けたメンバーを発表したが、主将・熊谷紗希や長谷川唯ら長年チームの主力を担う選手に加え、9月に行われたU-20女子ワールドカップで準優勝に輝いたMF松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ)や小山史乃観(ユールゴーデン/スウェーデン)らも招集された。佐々木監督代行は、以下のように期待を語っている。
「U-20でしっかりと頭角を現した選手は、今後のなでしこジャパンで重要な選手に成長してほしいというのもありますし、ベテランと中堅と若手と、しっかりとミックスした中で編成し、次のサイクルに意義のある戦い方を、そしてなでしこジャパンのイズムを若手にも注入してほしいというところも踏まえて構成させていただきました」
2011年女子ワールドカップでチームを優勝に導いた佐々木監督代行だが、なでしこジャパンを率いるのはこれが約8年ぶりのことになる。指揮官は韓国戦へ向け、「数カ月前にアメリカ戦の映像など、最新の映像を見させていただいて、メンバーを見たところ意外にもベテラン選手もかなり残っていますので、そういった意味でも選手の把握はしています」としつつ、笑みを浮かべながら以下のように意気込みを語った。
「じつはですね、アジアのチームと戦った中で、一番勝率が悪いのが韓国なんですね。3勝3敗2分けくらいで、(勝率が)5割なんですよ。私にとって非常に緊張する試合になるんじゃないかと思っておりますし、『これは負け越して人生終えれねえな』というところもありますね(笑)」
