2017-11-04-cerezo-kenyu sugimoto(C)Getty Images

MVP&先制弾のC大阪・杉本健勇「勝ったチームが強い」と初タイトルに喜び爆発

JリーグYBCルヴァンカップ決勝戦が4日に行われ、埼玉スタジアム2002でセレッソ大阪と川崎フロンターレが対戦。試合は2-0でC大阪が勝利を収め、初優勝を果たした。試合後、FW杉本健勇がクラブ初のタイトル獲得について語った。

試合では、開始わずか47秒で先制ゴールを挙げた杉本。「今までのどんな試合よりも先制点が大事だってみんなで言ってたし、自分自身もそう感じてた。先に1点取られると(相手が)乗ってくるというか、いいプレーも出ると思ってたので、先制のチャンスを決められて良かったです」と胸をなで下ろす。

ゴールシーンは川崎Fのミスから生まれた。最終ラインでDFエドゥアルドがボールのバウンド処理を誤ると、逸らしたボールを杉本が奪取。GKと1対1になり、コントロールされたシュートはゴール右隅へ。「『来た!』と思って。まさかあそこでミスすると思ってなかった。しっかりミートっていうか、思い切り打ちました」と振り返った。

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1点をリードした後は川崎Fの猛攻に遭い、防戦一方となったC大阪。「相手も技術の高い選手が多いですし、ボール回されても、とりあえずじれずに我慢して。失点せえへんかったら絶対にチャンスは来るし、それをものにしようって話してた。ある程度プラン通りというか、そういうゲームやったと思う」と納得の表情を見せる。

主導権は終始川崎Fに握られるも、C大阪は集中力の高い守備で最後まで耐え続けた。90+2分にはカウンターからMFソウザの2点差に突き放す決定的なゴールも生まれ、2-0で勝利。杉本は「(最終的に)勝ったチームが強いんです」と胸を張り、「うわー、やっと言えたこれ。やっと言えた!」と満面の笑みで声を弾ませ、記者を笑わせた。

「ルヴァン、僕は今日の1試合しか出てないし、ベンチにも入ってなかった。本当にここまで連れてきてくれたメンバーに申し訳ないというか、責任果たして頑張らなあかんなっていうのはあった。(決勝に出られない選手は)相当悔しいと思いますし、負けたら顔見せられへんなって思ってた。本当に感謝してます」とチームメイトに感謝しきり。MVPにも選ばれた杉本だが、「それは別に。勝てたこととタイトル取れたっていうことの方が、全然素晴らしく大きいことだと思う」と、自身の栄誉よりもチームの初タイトルを喜んだ。

また、10日と14日に行われる国際親善試合で日本代表メンバーに選ばれている杉本。ルヴァンカップ優勝を受け、気持ちよく代表に行けるのではとの質問には「それはありますね。負けたら結構きつかったですけどね」と率直に漏らす。「今日は(勝利に)浸っていいと思いますけど、明日からまた僕も1日1日が勝負。切り替えてやっていきたいなと思います」と気合を入れていた。

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