13日に行われた国際親善試合、日本vsコートジボワールは終盤に決まった植田直通のゴールにより、1-0で日本が勝利を収めた。
試合後、日本代表の森保一監督が、会見で試合を振り返った。
この試合では中山雄太を左サイドで、途中出場の植田直通を右で起用する場面があった。その理由について指揮官は「4バックでいったほうが勝つ確率が高いのではないか、勝利を目指して戦ううえで判断した。3バックで戦うときには植田を3バックに入れて戦うことも準備していたが、そのまま4バックの右サイドに入れて守備をしながら攻撃につないでいくと、練習と形は変わったが臨機応変に対応してくれた」と語っている。
「(中山は)所属チームでは今、ボランチをしているが、左サイドでプレーした経験はある。われわれの日常のスカウティングでも左SBができるのではないか、CB、左SB、ボランチ、複数のポジションできるようにと要求している。左サイドでは戦術の部分、チーム力をアップすることでもチャレンジしたいと思って起用した」
コートジボワール先の総括については「チャレンジしたいと思っていたことに関してはある程度のことはできた。それを%で表すのは難しいが、準備していたことも含めて100%ではないがある程度できた」と述べている。
「チャレンジは攻守ともに要求してきた。何をというよりも、これをやろうということを勇気を持って積極的にポジティブにチャレンジしてくれた。監督としてありがたいと思う。チャレンジしながら結果を出すという部分。素晴らしいハードワークをしてくれた」
「ひとつ例に挙げると、ゴールキックの部分。1戦目はゴールキックからロングボールを入れることもあったが、2戦目では自陣からボールをつないで攻撃をしてく、マイボールを大切にしてせめていこう、ゴールキックから、流れの中から、マイボールを大切にしながら相手の守備を崩していく部分。DFラインから相手を崩していく部分。相手は個も強いし組織も強い。勇気をもって選手たちがチャレンジしてくれた」
「守備の部分では切り替えて奪えたら、ボールにアタックするチャレンジをしてくれた。攻から守へのチャレンジ、中盤でコンパクトブロックをつくってプレスをかけて奪いに行く。2戦目のほうがコレクティブに相手の嫌がるシーンができたと思う。これはよくチャレンジしてくれた」
日本代表は今後、11月の試合を想定して調整を進めているという。森保一監督は、次戦に向けても気概を示した。
「11月の代表活動は決定事項として、技術委員長やダイレクターから伝えられていることはない。しかし、10月ヨーロッパで活動させていただいて、11月にも同じようにとお願いはしている。今関係者のかたがたが身を粉にして動いてくださっている。決定の報告を聞きたい」
「日本代表の活動をするにあたって、多くのかたがたに尽力していただいて活動できた。感謝の気持ちをもってすべてのかたにお礼を申し上げたい。こうしてヨーロッパに渡ってきて国際試合ができたこと。日本のほかのスポーツ団体も勇気をもって活動につながっていってほしいと思う。これから日本のスポーツ界がさらに動いていくことを楽しみにしている」
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