Cristiano Ronaldo Juventus Serie A 2020-21Getty

元インテル会長、ユーヴェの補強失敗説に持論「機能しなかったがC・ロナウドは…」

元インテル会長のマッシモ・モラッティ氏が、イタリア紙『イル・メッサッジェーロ』のインタビューに応じ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのユヴェントス退団などについて見解を示した。

モラッティ氏は、1995年から2013年にかけて2期にわたってインテルの会長を務め、2010年にはジョゼ・モウリーニョ指揮下でトリプレーテ(3冠)を達成。2014年10月まで名誉会長としてチームに尽力した人物として知られる。

そんなモラッティ氏は、古巣のライバルクラブであるユヴェントスについて言及。悲願のチャンピオンズリーグ制覇への切り札として獲得したC・ロナウドが、トリノでヨーロッパのタイトルを手にすることなく、退団したことに見解を示した。

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「C・ロナウド獲得が失敗だったって? いや、勇気の証であるとともにファンへの大きなプレゼントだった。それに彼は、山ほどゴールを決めて自身の役割を果たした。結果的に、すべては機能しなかったが、起こりえることだろう。世界最強チームの証を求めて、最強選手をトリノへ連れてきたが、勝利という結果がついてこなかった」

さらに元インテル会長は、今夏の移籍市場でFWリオネル・メッシを獲得したパリ・サンジェルマン(PSG)に言及。「試合前夜は興奮でおかしくなりそうなほどだが、実際にスタジアムに行けば本当に気が狂うような話だ。メッシやネイマール、(キリアン)ムバッペ。さらに他の選手もいる。最高だ」と述べた。

続いてモラッティ氏は、シモーネ・インザーギの下で再出発した古巣に触れ、「今のインテルは好きだ。選手を放出して悲惨な状況になるかと思ったが、完璧と思えるような新選手がリストアップされた。上手く起用されているし、試合にも勝てる。(エディン)ジェコには驚嘆するよ」と語った。

最後に元インテル会長は、かつてタッグを組んだ現ローマ指揮官モウリーニョに言及した。「彼のことをうれしく思う。すべてにプロフェッショナルな姿勢で臨み、盛り上げてくれる。スクデットについては語らないだろうが難しいはず。それでも不可能ではない。彼が3位、4位を競うとは思えない」

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