スペイン代表唯一の点取り屋FWアルバロ・モラタは、選手個人の成績よりチームの成功が優先されるべきであることを強調した。
カタール・ワールドカップ(W杯)で126分間出場して3得点を記録しているモラタ。42分ごとに1点を決めている計算と、その決定力に磨きがかかっている。
ただ選手本人は、チーム全体の成功と比べれば、自身がゴールを決めることにこだわっていないことを強調。スペイン『アス』とのインタビューで「W杯に優勝できるなら、得点王をエンバペに譲れますか?」と問われたモラタは、次のようなマニフェストをしたのだった。
「スペインが世界王者になるんだったら、自転車をフランスまで漕いで、得点王トロフィーをエンバペに届けるよ!」
モラタはその一方、グループステージ最終節で日本に敗れたことについて、次のように振り返っている。
「視界良好だと思い込んでいるとき、そうしたことが起こるのも悪くはない……。ベスト16でそういったことが起きたら、4年間泣き続けることになるんだから。とにかく、もう過ぎたことだ。僕たちは良くなくて、日本は良かったということなんだよ」
「僕たちはグループステージという、まだやり直せる段階で過ちを犯した。ノックアウトラウンドに到達できたのは、コスタリカ戦で素晴らしい勝利を収めたからと考えなくてはいけない。簡単な試合に見えたかもしれないけどね」


