Alvaro Morata Spain 2023-24Getty Images

19試合16得点と大爆発のモラタ「今季が僕のシーズンになればいい。でもアトレティコ&スペインが優勝するなら今後無得点でかまわない」

今季、アトレティコ・マドリーとスペイン代表で絶好調のFWアルバロ・モラタだが、何より大切なのは自チームの勝利であることを説いている。

DFラインの突破、サイドへの抜け出し、ポストプレー、プレッシング……現代フットボールで監督がストライカーに求める動きやプレーをほぼ完璧にこなすことで、多くのビッグクラブを渡り歩いてきたモラタだが、監督はもちろん何よりもサポーターが最も求める得点力も、今季に入ってついに爆発した。これまでは決定機を外すイメージもあった同選手だが、今季は19試合で16得点を記録する暴れっぷりである(内訳はラ・リーガ7得点、チャンピオンズリーグ5得点、スペイン代表4特手)。

モラタは19日、スペイン代表としてEURO2024予選グループA最終節、ホームでのジョージア戦に臨むが、その試合を前にした会見で現在の好調ぶりについて言及。代表のキャプテンも務める31歳のストライカーは、ゴールを決め続ける期待を口にしながらも、優先すべき自身の得点よりチームの勝利であることも説いている。

「今季が自分のシーズンになればいいし、ここ(スペイン代表)でもクラブでもゴールを決め続けられたらうれしいね。でもここからシーズン終了までノーゴールで、代わりにタイトルを獲得できるのならば、それでかまわないさ」

「これまでの僕は多くのゴールを決めるわけでも、PKを蹴るわけでも、エゴイストな人間になるわけでもなく、多くのものを勝ち取ってきた。ゴールも多かれ少なかれ決めてきたけど、ただチームメートや監督は、僕が全力を出していなかったと言うことは絶対にできないはずだ」

モラタはまた、先のキプロス戦で代表での2ゴール目を挙げた16歳FWラミン・ヤマルにも言及した。

「まるで27歳か28歳の選手のようだ。素晴らしいよ。彼のことを指導してきたすべてのコーチを祝福しなければならない。ヤマルは本当に成熟していて、代表とバルセロナにとってすでに現実的な戦力だ」

「ヤマルのことは全員で気を配らなければならない。ただ、彼は見た目ほど内気ではないんだ。冗談も言うし、ちゃんと輪にも入ってくる。すべてにおいてサポートが必要なタイプの若者じゃない。16歳には思えないし、とても愉快で、楽しい人物だね」

なおモラタは、スペイン代表でこれまで68試合に出場して34得点を記録。歴代得点ランクでは5位につけ、同選手より上位に位置するのは4位ダビド・シルバ(35得点)、3位フェルナンド・トーレス(38得点)、2位ラウール・ゴンサレス(44得点)、1位ダビド・ビジャ(59得点)となっている。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0