Pablo Mari 2022-23Getty Images

モンツァDFマリら6人が死傷の事件、刃物を持つ犯人を確保したのは元インテルDF…伊報道

アーセナルからモンツァへ期限付きで加入しているスペイン人DFパブロ・マリらが襲われ、6人が死傷した事件で、犯人を取り押さえたのは、元インテルDFマッシモ・タランティーノ氏だったと、イタリア紙『レプブリカ』のミラノ版など複数メディアが27日、伝えている。

現地時間27日の18時30分ごろ、ミラノの大型スーパーマーケット「カルフール」で28歳から81歳までの男女6名が刃物で襲われる事件が発生。スーパーの従業員の男性1名が胸部と腹部を刺されて死亡したほか、今夏にアーセナルからモンツァにレンタル加入したマリも背中に深い傷を負い、ヘリコプターでニグアルダ病院へ救急搬送された。

犯人とみられるイタリア国籍の46歳の男は、現場に居合わせた元インテルのタランティーノ氏らが刃物を取り上げて、身柄を確保。その後、地元警察へと引き渡された。タランティーノ氏は、過去にモンツァに所属したこともあるほか、ナポリやボローニャなどでのプレー経験もある51歳。昨シーズンはスパルのテクニカルディレクター(TD)を務めていた。元スパルTDは精神疾患を抱えていたとされる犯人の様子について「叫び、ただ叫んでいた」と明かし、「私が英雄だって? 私は何もしていない…」と語った。

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なおマリは意識があり、会話もできる状態で命に別状はない。モンツァのアドリアーノ・ガッリアーニ氏が容体を明かしつつ、193センチの高身長により命拾いしたとの見解を示した。

「パブロはすべてを目撃している。お子さんをカートに乗せ、奥さんと一緒にいたところ、背中に鋭い痛みを感じたそうだ。口にも傷があり、唇を2針縫ったが、おそらく格闘の際にできたものだろう。また肺の下あたりを刺されたが、損傷があったのは筋肉だけだった。私の考えだが彼は高身長に救われたのかもしれない」

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