現地時間1日、フランス・リーグ1は第24節が行われ、南野拓実の所属するモナコはホームのスタッド・ルイ・ドゥにPSGを迎えた。
前節、終了間際に決勝点を挙げる活躍を見せ、クラブの月間MVPにも選ばれた南野。首位を独走するPSG相手に、好調なパフォーマンスを維持できるかに注目が集まったが、立ち上がりからホームのモナコがPSGゴールへと迫る。
まずは5分、ベン・イェデルのダイレクトパスに呼応したバログンがエリア内右からシュートを放つも、これはGKドンナルンマが正面でブロック。15分には左サイドで入れ替わった南野からの浮き球パスをエリア内左で受けたバログンが鋭い反転でウガルテをかわし、角度のない位置からシュートも再びブロックされる。このCKをペナルティーエリア手前で受けた南野が巻いたシュートを放つと、枠を捉えたコントロールシュートはドンナルンマがかろうじて触ってCKへと逃れた。
PSGの反撃は21分、カウンターからハキミのクサビのパスを中央のエムバペがフリックし、ペナルティーエリア手前で受けたアセンシオが左足で狙うもGKマイェツキがしっかりとキャッチした。
モナコは26分、バログンがロングパスを競り、こぼれ球に抜け出したベン・イェデルがGKドンナルンマをかわしてネットを揺らすも、これはオフサイドによりノーゴールとなった。
36分にはPSGにアクシデントが発生。アセンシオがバルコラとの負傷交代を強いられてしまった。
前半終了間際には、南野の落としからウワタラが左サイドで仕掛けて折り返したボールをアクリウシェが押し込むも、GKドンナルンマがファインセーブで切り抜けた。
互いに無得点のまま迎えた後半、なんとPSGはエムバペが下がり、コロ・ムアニが投入される。エムバペはベンチに下がるのではなく、着替えてスタンドから試合を見守っていた。
後半はPSGがモナコゴールに迫る場面が増え、バルコラ、さらに59分に投入されたデンベレが積極的に仕掛けていく。75分にはエリア内左に抜け出したヴィチーニャが右足でシュートを狙うも、ここはGKマイェツキが触ってゴール右へとわずかに外れた。
前半ほどPSGゴールに近づく場面が少なくなり、守勢の続くモナコは自陣でのサッカーを強いられ、我慢の時間帯が続く。それでも88分、中盤で浮き球をコントロールした南野がDFラインの裏にパスを通すと、バログンが抜け出すもここは飛び出したGKドンナルンマが一足早く触ってクリアした。
結局、最後までスコアに動きはなく、スコアレスドローで勝ち点1を分け合う結果に終わった。
■試合結果
モナコ 0-0 PSG