レアル・マドリーでのラストマッチを終えたMFルカ・モドリッチは、キャリア最高の思い出を振り返っている。
2012年にトッテナムからレアル・マドリーに加入したモドリッチ。これまで公式戦597試合に出場し、6度のチャンピオンズリーグ制覇や4度のラ・リーガ優勝など、計28個ものタイトルを手にしている。そんな39歳MFは、2024-25シーズン限りでの退団が決定。サンティアゴ・ベルナベウ最終戦では感動的なセレモニーも行われていた。
そして10日に行われたクラブワールドカップ準決勝パリ・サンジェルマン、レアル・マドリーは0-4で完敗。大会から姿を消した。この試合の64分から出場したモドリッチにとって、これが愛するレアル・マドリーでのラストマッチになっている。
試合後、モドリッチはクラブ公式メディアに対して「言葉で表現するのは難しいけど、複雑な気持ちだ。忘れられない、輝かしい、勝利に満ちた時代が終わったんだね。ここで成し遂げたことを思い出すと、たとえ終わってしまうとしても幸せだよ。レアル・マドリーで選手としても人としても成長できた。レアル・マドリーはフットボールにおけるすべてを与えてくれた。僕は一生感謝し続けるよ。ずっとレアル・マドリーのファンだ」と感謝を語った。
またモドリッチは、レアル・マドリーでの最高の思い出について問われると、以下のように答えている。
「数多くの素晴らしい思い出の中から1つ選ぶのは難しいけど……ラ・デシマ(10回目のチャンピオンズリーグ制覇)はいつまでも心に留めておきたい瞬間だね。なぜなら、あそこからすべてが始まったと言えるからだよ。あれがこの12~13年間の圧倒的な支配の始まりだったんだ。10年間で6度のチャンピオンズリーグ優勝、信じられないような快挙だよ」
「僕はいつもラ・デシマについて話すよ。感動的だったからね。あの勝ち方こそが、レアル・マドリーを完璧に表現しているんだ」
モドリッチが最高の思い出として挙げたのは、2013-14シーズンのチャンピオンズリーグ決勝戦。アトレティコ・マドリーとの大一番は、1点ビハインドのまま後半アディショナルタイムに突入する。それでも、モドリッチのCKからセルヒオ・ラモスが土壇場で同点弾を叩き込むと、延長戦では3ゴールを奪って4-1で勝利。10回目のヨーロッパ制覇を達成している。




