元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、フリウーリの地方紙『メッサッジェーロ・ヴェネト』のインタビューで古巣ミランについて語った。
ザック氏はかつて1998年から2001年にかけてミラン指揮官を務め、1年目にはスクデットを獲得した経験を持つ。そんなイタリア人指揮官が、リーグ戦を4位で終えたステファノ・ピオリのチームに見解を示した。
「ミランは昨シーズン、以前のチームの特徴だった“驚かせようという意欲”がなかったように思う。以前はあらゆるボールタッチがラスト1回かもしれないという気持ちでプレーしていたが、その後に中盤で存在感を示していた(フランク)ケシエを失い、チーム内で大きなクオリティを示していた(ラファエウ)レオンと(サンドロ)トナーリは継続性という面でやや物足りなかったように感じた」
そのトナーリは今夏、移籍金8000万ユーロ(約126億円)でのニューカッスル移籍が決定した。ザック氏は、古巣の未来のバンディエラとなるはずだった逸材の流出に驚きを隠せない。また、自身の教え子でもあり、テクニカルディレクター(TD)を務めていたパオロ・マルディーニ氏の退任にも落胆した。
「私は10日ほど前、『ミランは誰を中心として再出発するべきか』と問われた。私の答えは『トナーリ』だった。その翌日、ミランは彼を売却することを決めたんだ。マルディーニがクラブに残っていれば、トナーリはまだミランにいたかもしれない? その通りだと思う」
「なぜパオロが追い出されたのかはわからない。彼に聞く気にもなれない。予期しない決断だったように見える。(シャルレ)デ・ケーテラーレの獲得が失敗だったと言う者がいるが、私ならわずか1年で手放したりしない。イタリアでは判断を急ぎ過ぎているように思う」


