来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場を決めたミランは、前線の構成が変わることになりそうだ。
昨シーズンは11年ぶりのセリエA優勝を達成し、今季は16シーズンぶりにCLのベスト4進出を達成したミラン。一時期の低迷から復活を遂げたイタリア屈指の名門は、28日に行われたセリエA第37節でユヴェントスに1-0と勝利。これで4位以上を確定させ、来季も欧州最高峰の舞台で戦う権利をつかんでいる。
そして、来季へ向けて攻撃陣の構成が変わる可能性が伝えられた。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者は、ミランがCL権を獲得したことでFWラファエル・レオンの新契約が発表されると報道。エースと年俸500万ユーロ(約7億5000万円)+ボーナス200万ユーロ(約3億円)の2028年までの契約を結ぶようだ。契約解除金は1億7500万ユーロ(約264億円)に設定されるという。
また同氏は、フランクフルトを退団する日本代表MF鎌田大地との契約も間近に迫っていると伝えた。原則で口頭合意に達しており、選手自身がミランを選択したという。2028年までの契約となり、順調に進めば1週間以内にメディカルチェックを行うようだ。
一方で、現主力選手が退団する可能性も伝えられている。スペイン『as』によると、ミランに3シーズン間レンタルで加入していたブラヒム・ディアスだが、退団するマルコ・アセンシオの後任として今夏レアル・マドリーへ復帰する可能性が高いという。ミラン側は完全移籍を望んだが、所属下への復帰が濃厚となっているようだ。
さらに、ズラタン・イブラヒモヴィッチも契約満了をもって退団することが決定的と複数メディアで伝えられた。近年の復活の立役者となった41歳だが、『コリエレ・デッラ・セーラ』は契約更新の可能性が「極めて低い」とされ、本人も今季最終戦となる6月3日のヴェローナ戦でファンに別れを告げる考えのようだ。現在はケガで離脱しているものの、出場を熱望しているという。
また、イタリア『スカイ』ではストライカーの補強に動く可能性も指摘されている。ステファノ・ピオリ監督の下、成長を続けるミラン。来季は前線の構成が大きく変わるかもしれない。


