Zlatan Ibrahimovic SwedenGetty

イブラヒモヴィッチがファンへ忠告「俺のような選手が二度と現れることはない。今を楽しめ」

ミランのズラタン・イブラヒモヴィッチは、現役引退に関して自身の考えを語った。

2020年冬に古巣のミランに復帰し、一時の低迷を乗り越えて現在セリエA首位を走るまでに復調したチームの再建に大きく貢献するイブラヒモヴィッチ。さらに、負傷などの影響でクラブでの出番は限定的だが、40歳の同選手はワールドカップ欧州予選プレーオフを戦うスウェーデン代表のメンバーに招集されている。

キャリアは確実に晩期に突入するも、今シーズンのセリエAで8ゴールをマークするなど衰えを感じさせないイブラヒモヴィッチは、22日のプレスカンファレンスで引退時期について「引退には少しの動揺を感じている。もちろん可能な限り、俺が結果を出し続ける限り、そして苦しまない限りプレーを続けるつもりだ。後悔なくキャリアを終わらせたい。だから俺の時間を最大限まで引き延ばす必要がある」と主張。

続けて「俺が今感じるアドレナリンがこれからも同じようにはならないことも理解している。朝起きて、トレーニングに行き、家に帰り、休む、このサイクルが俺たちにはプログラミングされている。これを20年や25年繰り返してきた。でも、ある朝目が覚めて、何もやることがなければ、不思議な感情を抱くだろう」とも言及した。

さらに、イブラヒモヴィッチはフットボールファンに向けてもコメントしている。

「俺が引退すれば、お前たちに大きな悲しみがやってくると思う。お前たちがこれ以上俺のプレーする姿を見られなくなるからだ。俺のような選手が再び現れることはないから、今俺のプレーを見ることを楽しむんだ」

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