セリエAは14日に第15節が行われ、ミランとサッスオーロが対戦した。
開幕戦こそ落としたが、以降の13試合は無敗(9勝4分け)で勝ち点31を獲得して首位を走るミラン。“冬の王者”が目前に迫る中で、前節終了時点で8位と好調のサッスオーロをホームに迎えた。最前線にはプリシッチとエンクンクが入り、モドリッチやラビオ、GKメニャンらが先発している。
ミランは序盤からボールを保持するが、サッスオーロの堅いブロックをなかなか崩せない時間が続く。すると13分、先制したのはサッスオーロ。相手陣内高い位置でボールを奪うと、マティッチの縦パスから作ったチャンスを最後はコネが流し込んだ。アウェイチームが大きなリードを奪う。
追いかける展開となったミランだが、29分にこの試合最大の決定機。相手ボックス付近でボールを奪ったラビオがボックス内で相手をかわしてシュートを放ったが、GKムリッチが体を張ったファインセーブで防ぐ。ラビオはそのこぼれ球を拾って再び狙ったが、ここもサッスオーロ守備陣に阻まれた。
このチャンスを機に攻め込んでいったミランは、34分に追いつくことに成功。ボックス右からロフタス=チークがラストパスを送ると、ファーに詰めていたバルテサーギが流し込んでいる。前半は1-1で折り返した。
追いついて後半に入ったミランは、開始早々に逆転する。47分、パヴロヴィッチの鋭い縦パスをエンクンクが落とし、ボックス内に飛び込んだバルテサーギがシュートを突き刺した。19歳DFのこの日2ゴール目で、ホームチームが試合をひっくり返す。
逆転に成功したミランは、57分にCKからプリシッチがネットを揺らしたが、判定はオフサイド。ゴールは認められない。一方で60分、ここまで全試合にフル出場していたガッビアが負傷交代を強いられた。67分にはラビオがネットを揺らしたが、これもオフサイドの判定となっている。
ミランはチャンスを活かせないでいると、77分に追いつかれる。ボックス左をワンタッチパスの連続で崩され、最後はロリエンテのゴールを許している。その後も88分にロリエンテにポスト直撃のシュートを許すなど、苦しい時間が続いた。結局試合はこのまま終了。ミランはサッスオーロと2-2のドローに終わっている。
この結果、ミランはセリエA4連勝ならず。勝ち点32となり、この後試合を控える2位ナポリ(勝ち点31)や3位インテル(勝ち点30)にかわされる可能性がある。
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