ibrahimovic-milan-roma(C)Getty Images

“神”イブラヒモヴィッチの3試合連続2ゴールも…ミラン、ローマと打ち合いドロー。開幕連勝は4でストップ

セリエAは26日に第5節が行われ、ミランとローマが対戦した。

昨季からリーグ戦16戦無敗、今季唯一の開幕4連勝で首位に立つなど、絶好調のミラン。2010-11シーズン以来のスクデットも囁かれ始めた中、本拠地サン・シーロで強豪ローマと対戦した。ミランはこの試合でもイブラヒモヴィッチらが先発した一方、新型コロナウイルスに感染した守護神ドンナルンマは欠場。タタルシャヌ代役を務めた。一方のローマでは、ジェコや今季加入のペドロ、ムヒタリアンらが先発に名を連ねている。

試合は開始早々に動く。2分、レオンが右サイドからDFラインの裏へパスを送る。ここに飛び込んだイブラヒモヴィッチが、GKの目の前でコースを変えてネットを揺らした。イブラヒモヴィッチの2戦連発、得点ランキングトップタイの今季5ゴール目でミランが先手を取る。

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しかし、ローマもすぐさま反撃。14分、ペッレグリーニのCKを飛び出したGKタタルシャヌが弾けず。後ろに飛び込んだジェコが頭でゴールを奪った。両エースの得点で試合は開始早々に1点を取り合う展開となる。

その後は両者激しい攻防が続き、ミランは30分付近に2度の決定機を迎える。一方ローマもイバニェスやジェコらが枠内シュートを放つが、タタルシャヌが好セーブを見せた。43分にはチャルハノールがFKを直接狙うも、鋭いシュートを今度はGKミランテがファインセーブ。両守護神が試合を引き締め、前半は1-1で折り返す。

後半開始早々、ミランが再びリードを奪う。左サイドを突破したレオンが低いクロスを送り込むと、ボックス内でフリーとなっていたサーレマーケルズが1タッチでネットを揺らした。首位チームが一歩前へ出る。

だが、ローマも食い下がる。69分、シュートのこぼれ球をペドロが詰めるがベナセルと交錯して倒れる。審判はPKと判定。微妙な判定のためミランの選手は異議を唱えるが、VARレビューも行われず。これをヴェルトゥが冷静に沈めた。

追いつかれたミランは、すぐさまカスティジェホとクルニッチを投入してリードを奪いに行く。すると78分、ボックス内でチャルハノールがマンチーニに倒され、今度はミランにPK。ローマの選手も抗議するが、こちらもVARレビューは行われず。キッカーのイブラヒモヴィッチが強烈なシュートを叩き込み、またもミランがリードを奪った。なおイブラヒモヴィッチは、出場した3試合連続で2ゴールを記録。自身を“神”と形容する39歳が、得点ランキングも単独トップに躍り出た。

それでもローマは諦めない。84分、CKをイブラヒモヴィッチが足でクリアを試みるもボールは後方へ。これをクンブラが押し込んだ。3度追いつくことに成功する。

ミランはラストプレーとなったCKにロマニョーリが完璧なタイミングで合わせるが、枠の右へ。打ち合いとなった一戦だったが、試合はこのまま終了。3-3のドロー決着となった。開幕4連勝を飾っていたミランだが、連勝はストップ。それでもリーグ戦無敗記録を17に伸ばし、勝ち点13で首位をキープしている。一方のローマは連勝がストップし、勝ち点8で9位に転落した。

■試合結果
ミラン 3-3 ローマ

■得点者
ミラン:イブラヒモヴィッチ(2分、79分)、サーレマーケルズ(47分)
ローマ:ジェコ(14分)、ヴェルトゥ(71分)、クンブラ(84分)

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