セリエAは1日に第3節が行われ、ローマとミランが対戦した。
開幕から1分け1敗と苦しいスタートとなったローマと、2連勝で6得点1失点と見事なスタートを切ったミラン。イタリアを代表する屈指の名門同士が、スタディオ・オリンピコで激突した。
試合は開始早々に動く。6分、ロフタス=チークがワンツーでボックス内へと侵入してGKもかわすと、シュート直前でDFにクリアされる。しかし、このシーンでGKルイ・パトリシオのファールがあったとして、VARレビューの結果ミランがPKを獲得。これをジルーが冷静に沈め、アウェイチームが大きな先制点を奪った。なお、36歳のジルーはこれで3試合連発、今季4ゴール目となった。
リードを奪ったミランはその後もボールを握る時間を増やしつつ、主導権を渡さない。すると、後半開始早々に追加点。49分、カラブリアのクロスに合わせたのはレオン。相手DFに後ろから厳しいチェックを受けながらも、体を預けながらアクロバティックなボレーを叩き込んだ。背番号10の待望の今季初ゴールで、ミランがリードを2点に広げる。
試合を優位に進めていたミランだったが、61分にトモリが2枚目のイエローカードで退場処分に。30分近くを数的不利で戦うことになる。するとローマは71分、先日獲得を決めたばかりのルカクを投入。モウリーニョ監督は、ベルギー代表ストライカーにゴールを託した。
その後はローマが猛攻を仕掛ける中、後半アディショナルタイムにスピナッツォーラのシュートが相手に当たってゴールイン。1点差に詰め寄ることに成功する。しかし、試合はこのまま終了。ミランが2-1でローマを下した。
この結果、ミランは開幕3連勝を達成。全試合で複数得点を記録するなど、好スタートを切った。一方のローマは、1分け2敗で勝ち星なしと苦しいスタートとなっている。




