ミランは31日、ステファノ・ピオリ監督と2025年までの新契約を結んだことを発表した。
資金難やクラブ売却など様々な問題により、長らく低迷を余儀なくされていたミラン。そんなセリエA屈指の名門だが、オーナー交代後の2019年10月にピオリ監督を招聘。イタリアの様々なクラブを歴任してきた指揮官は、翌年1月に復帰したズラタン・イブラヒモヴィッチとともにチームを立て直し、昨シーズンには11年ぶりのリーグ優勝に導いている。
自身にとっても初のタイトルを手にしたピオリ監督だが、クラブの信頼は厚い模様。ミランは31日、声明で「2025年6月30日まで契約を延長した。2021-22シーズンのセリエA優勝につながる好サイクルを歩み始めたミランとステファノは、今後もクラブの歴史と価値観を反映した野心的なプロジェクトに取り組んでいく」と発表している。
今季はセリエA12試合を終えた段階で首位ナポリと6ポイント差の3位と、優勝争いを繰り広げるミラン。契約を更新した指揮官の下、カタール・ワールドカップでの中断までに差を縮められるだろうか。
