ミランのクロアチア代表MFルカ・モドリッチがセリエAの名門に新天地を選んだ理由を説明した。
2012年から13年間にわたってレアル・マドリーに在籍したモドリッチ。その間、6度のチャンピオンズリーグ優勝や4度のラ・リーガ優勝など数々のトロフィーを獲得し、2018年にバロンドールを受賞した同選手だが、今夏に契約満了に伴って退団することが決まった。
FIFAクラブワールドカップ2025準決勝のパリ・サンジェルマン戦をレアル・マドリーの選手としてのラストゲームとしたモドリッチは、14日にミランに加入し、1年間の延長オプションが付帯する2026年夏までの1年契約を締結した。
モドリッチはミランでの最初のインタビューを受け、その中で「たくさんのイタリアリーグの試合を見て育った。ミランは僕のお気に入りのチームだった。当時、ミランは世界で最も有名なクラブの1つであり、僕のアイドルであるボバンがいたから、クロアチアでは多くの人がミランを応援していた。今、ここにいられてとてもうれしいし、新しい冒険を楽しみにしている」と話し、ミラン加入を決めた理由を続けた。
「競争力の高いフットボールをプレーし続けるためにヨーロッパに残りたかった。他のオファーもあったけど、ミランからのオファーが来たとき、僕にとって明白なものになった。スポーティングディレクターのターレがミランのプロジェクトを僕にプレゼンするためにクロアチアに来たことは印象的だった。彼らがどれだけ僕の加入を望んでいたかを示したことは大事なことだった。ミランはヨーロッパのビッグクラブの1つだ。ミランは平均的ではだめだ。僕たちにはできる限り最高の目標、タイトルを勝ち取って、世界最高のチームと戦うことが必要だ。だから、僕はここにいるんだ」
「勝利をもたらし、チームメイトを助け、チームの中で僕のポジションを勝ち取るためにハードワークすること、これこそ僕が望んでいることだ。人生の中で簡単なことはない。一生懸命になって戦わないといけない」
また、モドリッチは背番号14を選んだ理由についても語った。
「この背番号が好きだ。それに、ミランの10番はレオンのような最高の選手が付けていることを知っているからね。彼はミランの現在であり、未来だ。10番をつけることができないから、他の番号を選ばないといけなかった。キャリア序盤で代表チームやトッテナムで14番を付けていた。この背番号とともに上手く行っていたし、ここでも上手く行けばいいね」
「僕は僕自身が想像していた以上にたくさんのことを成し遂げた。僕がやり遂げたことに喜びと感謝の両方がある。でも、満足はしていない。いつだってさらに多くのことを望んでいる。勝てばいつだってそれを繰り返したい。だから、僕はまだまだ勝利に飢えている」


