ミラン幹部のズラタン・イブラヒモヴィッチ氏が10日、ジョアン・フェリックスの入団会見に出席した際にエンポリ戦の判定に抗議した。
ミランは8日、セリエA第24節でエンポリと対戦。後半から途中出場したラファエウ・レオンとサンティアゴ・ヒメネスの得点で2-0と勝利を収めたが、幹部のイブラヒモヴィッチ氏は選手に対するリスペクトがなかったとして審判団に強く抗議した。元ミランFWは、エンポリDFリベラト・カカーチェのDFカイル・ウォーカーに対するファウルが危険だったことを指摘。主審もVARも介入しなかったことを猛批判している。
「常に選手に対して審判をリスペクトするように求めているが、今回はハーフタイムにおいて、審判にミランをリスペクトするように伝えた。エンポリでは、ウォーカーに対するファウルがあった時、選手が誰も反発しなかったことに驚いた。あれは本当に危険だった。悪ければ1年間離脱する可能性もあっただろう」
その後イブラヒモヴィッチ氏は、フィカヨ・トモリが2枚目の警告で退場処分を受けたシーンについても疑問を呈した。
「トモリの退場は、VARの際に試合を止めないために起きた。プレーを続けた結果として退場処分となったが、その前にオフサイドがあったので判定は受け入れられない。2つのケースは非常に重大であり、イタリア審判員協会(AIA)へ文書を送付するつもりだ。相手が先に10人でプレーするべきところ、我々が1人少ない状態でプレーしていた」
「ウォーカーはプレミアリーグからやって来たので、ファウルを受けても映画のような演技は決してしないが、リスペクトされるために映画のような演技をする必要はないはずだ。審判に対してあまり批判的になり過ぎるつもりはないが、今回が初めてのことではない。我々や選手たちに対してリスペクトを求める」


