今月末でフランクフルトを退団する日本代表MF鎌田大地はミラン入りが囁かれているが、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は契約手続きがずれ込む可能性を26日に指摘した。
ミランは今夏、鎌田のフリーでの獲得を検討。今月初旬まで幹部を務めていたパオロ・マルディーニ元TD(テクニカルディレクター)らが交渉を進めてきたことが伝えられている。
その後、ミランが新体制に移行した後もステファノ・ピオリ監督下で中盤の複数ポジションをカバーできると分析される日本代表MFに対する評価は変わらず、獲得へゴーサインが出ていたものの選手の代理人のイタリアでの登録手続きに問題が生じており、正式契約が遅れているとされる。
イタリア紙は、「取引を完了するために必要となる」手続き上の問題が「今日(26日)にクリアできるはずと考えられていたが、少なくとももう1週間待たなければならないだろう」と述べ、正式契約が7月にずれ込む可能性を指摘。「サッカー界において時間経過はリスクがつきもの」であることから、「不意打ちに気を付けるべき」であり、「カマダがミランの選手となる可能性は高いが、確実とは言えない」との見方を示した。
■ロフタス=チーク獲得が迫り、鎌田への影響は?
そんな中、イタリア紙はミランがチェルシーに所属するMFルベン・ロフタス=チークの獲得へ個人合意に至ったことを伝えている。ロンドンのクラブとの交渉においても、両者の隔たりは「最小限」に迫っており、イギリス人MFのミラノ行きが一挙に近づいたとされた。
そこで気になるのがEU圏外選手枠だ。ミランは来シーズンの1年間を通して該当選手を2人まで獲得できるが、当初に“補強第1号”候補だった鎌田は無条件で獲得できる1つ目のスロットが適用される見込みだった。
しかし、ロフタス=チークが先にミランへ加入した場合、1年間で使用できるスロットは残り1枠となるうえ、2つ目のスロットはチームに所属するフィカヨ・トモリ、ラデ・クルニッチ、ジュニオール・メッシアス、マルコ・ラゼティッチ、デビス・バスケスらEU圏外選手の中から1人をイタリア国外に完全移籍で放出してからでなければ使用できない。鎌田の獲得へどのような影響が生じるのか、今後の動向が注目されるところだ。


