Pulisic Goldaniga Milan ComoGetty Images

断念のラ・リーガに続き…セリエA、ミラン対コモの国外開催に暗雲?AFCの求める条件が障害に

2026年2月8日に予定されていたミラン対コモのオーストラリア開催だが、暗雲が立ち込めているようだ。

今年10月、UEFA(欧州サッカー連盟)は「例外的に」ラ・リーガ第17節のビジャレアル対バルセロナ戦のマイアミ開催、そしてセリエA第24節のミラン対コモのオーストラリア開催を承認していた。しかし、ラ・リーガの試合は選手協会などの徹底的な抗議を受けて開催を断念することに。そして、セリエAの一戦の開催にも暗雲が立ち込めている。

西オーストラリア州パースで開催予定だったミラン対コモの試合だが、同州のスポーツ・レクリエーション大臣であるリタ・サフィオッティ氏は『The Athletic』に対し、「試合の開催にあたって、最終段階でいくつかの条件が課された。これらの条件をすべて満たすのは極めて困難だと考えている」とコメントしたようだ。

『The Athletic』によると、アジアサッカー連盟(AFC)はセリエAのパース開催を進めるオーストラリアサッカー連盟の要請を承認する模様。しかし、試合がセリエA側によって企画・宣伝・マーケティングされないこと、さらにAFC側が審判員を任命する権限を持つことなど、様々な条件付きでの承認となるようだ。これらの条件が開催に向けて大きな障害になっていると伝えられている。

なお、ミランのパオロ・スカローニ氏も先日『Class CNBC』で「パース行きを諦めたわけではないが、あまりにも多くの認可を取得しなければならず、不安になり始めている。セリエAにとって、これは機会損失だと考える。我々にはセリエAを世界にとって魅力的なものにする義務があるからだ」とし、実現が難しくなっていることを認めている。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0