レアル・マドリーの指揮官カルロ・アンチェロッティが、8日付のイタリア紙『イル・ジョルナーレ』のインタビューに応じ、古巣のミランを痛烈に批判した。
現役時代にミランで活躍し、指揮官としても2度のチャンピオンズリーグ制覇など数々のタイトルをミラノにもたらしたアンチェロッティ。そんなイタリア人指揮官は、自身の教え子であり、クラブのレジェンドのパオロ・マルディーニ氏がTD(テクニカルディレクター)退任に追い込まれたことに不快感を示した。アンチェロッティは、父チェーザレ・マルディーニ氏とともに、クラブに大きく寄与した元ミランTDに対するリスペクトの欠如を指摘した。
「私はマドリッドにおいて、クラブの歴史は常にリスペクトしなければならないことを学んだ。(アルフレッド)ディ・ステファノやアマンシオ(アマロ・バレーラ)、(フランシスコ)ヘント、(フェレンツ)プスカシュらは、いまでも唯一無二の価値があり、敬意が払われている」
「クラブの歴史を最大限に保存していくためには、過去の記憶を守るべきなんだ。マルディーニに起きたことは、ミランの伝統に対するリスペクトや歴史教養が欠けていることを意味する。『歴史では勝てない』というのが真実であるならば、『歴史は勝ち方を教えてくれる』というのも真実だ」
元ミラン指揮官は、特にクラブのオーナーであるレッドバード・キャピタル・パートナーズのジェリー・カルディナーレ氏に矛先を向けた。
「スポーツ精神よりも、ビジネスを優先して考えるフットボールクラブは、失敗する運命にある。パトロナージュに以前のような意味はもはやない。金もうけ主義は望ましいものではない」


