2020-09-29 Bologna Sinisa MihajlovicGetty Images

ボローニャ指揮官が振り返る白血病「怖かった。入院中は偽名で住所不定69歳に」

日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャの指揮官シニシャ・ミハイロヴィッチが、12日付のイタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』のインタビューに応じ、白血病との闘いを振り返った。

ミハイロヴィッチは昨夏、プレシーズン開始直前に白血病であることが発覚。しかし治療を受けつつ、リモートなどでチームの指揮を続け、昨シーズンは前年の44ポイントを上回る47ポイントを獲得して12位でシーズンを終えた。今夏には新型コロナウイルスにも感染した指揮官だが、完全復帰した今、闘病生活を振り返った。

「ガンとの闘いを“戦争”と呼ぶべきか?今になってその質問が理解できるようになった。病気とは、何か責任があってなるのではなく、ただ起きてしまうものなんだ。そしてそれぞれが自らの方法で立ち向かって行く。私は怖かった。だから私が知る唯一の方法で力を振り絞ろうとした。決してあきらめずに闘うこと。私は英雄でもなんでもないし、力尽きてしまう者も敗者ではない。いまいましい病気なんだ」

「医者がいなければ、何もできない。私に唯一できることは、生き続ける意欲を失わないことだった。以前はすべてが当たり前だと思っていたが、今はあらゆる瞬間を味わって生きている。白血病との闘いを通じて私は人間としてより豊かになることができた」

またボローニャ指揮官は、入院中に偽名を使用していたことに言及。「注目を集めないために、69歳住所不定のスギキルトフル・ドルノヴスクという身分を与えられた。皮肉なものだよ。スタジアムで“クソみたいなジプシー”と呼ばれていた私が住所不定だなんてね。ファンだけじゃなく、ラツィオ対アーセナルでは(パトリック)ヴィエラにもそう呼ばれた」と振り返った。

さらに闘病中にも関わらず、ベンチで指揮を執った昨シーズンのヴェローナとの開幕戦を回想。「免疫不全で75キロしかなく、みんなの前で倒れてしまうかもしれなかったが、メッセージを送りたかったんだ。後でテレビの中の自分を見ると、私自身でも見分けがつかないほどだった。しかし病気は恥ではない。私と同じ立場の人を励ましたかった」と語った。

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