パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、アルゼンチンメディア『TyC Sports』のインタビューに応じ、1日のフィナリッシマ(大決勝戦:欧州王者vs南米王者)で対戦する欧州王者イタリアに言及した。
メッシを擁する南米王者のアルゼンチンは1日、ウェンブリースタジアムで行われるフィナリッシマにおいて、ロベルト・マンチーニ率いる欧州王者のイタリアと対戦する。イタリアは昨年に行われたEURO(ユーロ)2020を制したものの、2022年カタール・ワールドカップ欧州予選ではプレーオフで北マケドニアに敗れて敗退。2大会連続でW杯を欠場することが決まっている。
イタリアにルーツを持つメッシは、マンチーニのチームについて言及。もしアッズーリがW杯に出場していれば優勝候補の一角であったはずだと主張した。その上で、フィナリッシマはアルゼンチンにとってW杯本番へ向けた絶好のテストになると考えていることを明かしつつ、ウェンブリースタジアムでのタイトル獲得へ意欲を見せた。
「イタリアはヨーロッパ王者のチームだ。もしW杯出場権を獲得していれば、優勝候補になっていたはずだ。予選敗退はかなり不運だったと思う。ただ、POへ回る前のグループリーグにおいて、決定的な試合で勝利を収め、出場権を獲得することもできたはずだ。だがそれができず、最終的にW杯出場を逃してしまった」
「もしイタリアがW杯の抽選に含まれていたとしたら、どのチームも対戦を避けたかったはずだ。だからフィナリッシマは、僕らが成長と進化を続け、目標であるW杯初戦へ最高の形で臨む上で、素晴らしいテストの場になるだろう。FIFAの公式戦でもあり、僕らにとっては新たなトロフィーを獲得するチャンスだ。自分自身やチーム、アルゼンチン国民のためにも勝利を収め、新たなタイトルを手に入れたい」
最後にメッシは、PSGの同僚であるGKジャンルイジ・ドンナルンマやMFマルコ・ヴェッラッティらを擁するイタリアのW杯欠場を改めて惜しんだ。
「EUROを制覇したのに、W杯で不在なんてクレイジーだ。W杯の歴史においてイタリアが象徴してきた意味を考えても、前回に続いて欠場なんて残念なことだ。PSGでは、偉大な友人であり、チームメートのドンナルンマやヴェッラッティと最高の関係を築いている。特にヴェッラッティは、僕がPSGに加入してからかなりサポートをしてくれたので、2人を思うと非常に残念だ」
