Lionel Messi India tourGetty/GOAL

暴動発展のメッシのインドツアー、主催者が身柄を拘束された模様…知事はチケット払い戻しや補償を約束

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのインドツアーにて、主催者が逮捕されたようだ。

史上最多8度のバロンドールを受賞し、2022年ワールドカップではアルゼンチン代表をワールドカップ制覇に導いたメッシ。38歳となった今でもトップレベルで活躍を続けており、今季はインテル・マイアミで公式戦49試合出場43ゴール26アシスト、チームを初のMLSカップ王者に導いていた。

そんなメッシはオフを利用したツアーの一環としてインドを訪れており、12日にはイベントでコルカタのソルトレイク・スタジアムを訪れた。しかし『ANI』によると、スタジアムに詰めかけたサポーターに挨拶したメッシだが、大勢の政治家や俳優などに囲まれており、スタンドから姿はほんとんど見えなかったとのこと。そして当初の予定では1時間滞在予定だったが、約20分でスタジアムを後にしたという。

すると、このイベントにファンが激怒。『ANI』が伝えた映像では一部ファンが暴徒化。座席を壊してトラックに次々と投げ込む姿や、フェンスを飛び越えてものを投げつける姿が確認されている。あるファンは「1万2000ルピー(約2万円)を払ったのに顔すら見えなかった」と不満を爆発させていた。その後、西ベンガル州のマムター・バナルジー首相が「この不幸な事件について、リオネル・メッシ選手をはじめとしたすべてのスポーツファンに心から謝罪する。調査委員会を設置して事件の詳細な調査を行い、責任の所在を明らかにして、このような事態を未然に防ぐための対策を提言する」と謝罪する事態となっている。

そして『The Athletic』によると、このイベントの主催者であるサタドゥ・ドゥッタ氏は警察に身柄を拘束された模様。西ベンガル州警察長官は、捜査の一環として主催者を拘束したと発表しつつ、「この不適切な運営が罰せられないままにならないように対策を講じる。ファンの皆様には適切な補償が行われるように尽力する」とコメントした。

また、西ベンガル州のC・V・アナンダ・ボーズ知事は、記者会見でイベント主催者の「即時逮捕」の他、主催者の銀行口座凍結、チケットの払い戻し、スタジアムに生じた損害の賠償を求めることを明かしている。

なお、メッシは14日にムンバイへと移動。15日にニューデリーでのイベントに参加し、インドツアーを終える予定となっている。

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