マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、パリ・サンジェルマン(PSG)からの退団が濃厚とされているリオネル・メッシに対し、「彼はバルセロナに戻るために不可能を可能するだろう」と語った。『ESPN』が伝えた。
2021年夏にPSGと契約を締結したメッシだったが、先日、ロリアン戦直後に観光大使としての職務を行うため、家族とともにサウジアラビアに渡航。これが無断渡航だったとして、PSGから2週間の活動停止処分を受けることとなった。
この件によりクラブとの関係が悪化したメッシは、現行契約の満了まで2カ月を切る中、今シーズン終了後の去就が決まっていないことで今夏の退団が濃厚とされている。また、メッシの代理人を務める実父のホルヘ・メッシ氏がアル・ヒラルを含めて全てのクラブと何も話していないと声明を発表したため、今後の動向が非常に注目されている。
そんな中、『ESPN』のインタビューに応じたグアルディオラ監督は、「彼はバルセロナに戻るために不可能を可能するだろう」と語り、メッシのバルセロナ復帰を望んでいることを明かした。
また、かつてバルセロナの指揮官時代に指導したメッシを「彼は史上最高の選手である」と称賛。続けて「バルセロナが10年、12年かけて達成したことは、彼なしでは不可能だっただろう。不可能だ。数字の話ではなく、ゲームに与えた影響、美しさ、美学、効果…すべてがね」と述べ、メッシの偉大さを表現した。
「私がその場所にいて、立ち上がって拍手を送り、レオをふさわしい形で送り出すことができる日が来ることを願っている」と語ったグアルディオラ監督は、かつての教え子の最後はバルセロナでと考えているようだ。


