フットボール界屈指の賢人であるアルゼンチン人指揮官セサル・ルイス・メノッティ氏が、自身の考える史上最高の選手について語った。
1978年ワールドカップで、アルゼンチン代表を自国優勝に導き、ボカ・ジュニアーズ、リーベル・プレート、ペニャロール、バルセロナ、アトレティコ・マドリーなど錚々たるチームを率いてきたメノッティ氏。ウィットに富んだ発言でも知られる現在82歳の賢人は、アルゼンチン『DSport Radio』とのインタビューで、同国を騒然とさせる言葉を口にした。
史上最高の選手が誰かを問われたメノッティ氏は、アルゼンチン代表やバルセロナで指導したことがある故ディエゴ・マラドーナ氏も、アルゼンチンフットボール協会でゼネラルディレクターを務めることで距離が近いFWリオネル・メッシも選ばず。1968年、サントスでプレーしていたときにチームメートだった、あのブラジル人選手の名を挙げたのだった。
「誰よりも優れているのはペレだ。彼は人智を超越していた。どうにもできない存在だった。ペレにしてみれば、あらゆる試合をこの世の終わりにすることができた。練習さえもこの世の終わりだった」
「彼と同じピッチに立ち、そのプレーを拝めたのは喜びだった。彼は理解の及ばないことをやってのけた。GKになるのが好きだったんだが、手を使うことはせずにオーバーキックやダイビングヘッドでセーブをしていた」
「個人的なことを言わせてもらえば、どんな選手であっても、ペレと比較するには値しない。彼に圧倒的に引き離されているからだ。完全に、遠くにいるよ」


