レアル・マドリーFWキリアン・エンバペとFWヴィニシウス・ジュニオールを巡り、フランス代表OBエリック・ディ・メコ氏が持論を展開した。
今季から憧れと公言していたレアル・マドリーでプレーするエンバペ。加入当初は厳しい批判にも晒されていたが、昨年12月以降は調子を上げており、これまで公式戦33試合で21ゴール3アシストと見事な活躍を見せている。一方で近年エースとしてチームを牽引してきたヴィニシウスは、公式戦28試合で16ゴール10アシストを残しているものの、12月以降は負傷の影響や一発退場による出場停止もあり、ラ・リーガ10試合でゴールから遠ざかっている。
そんな両選手について、ディ・メコ氏が『Super Moscato Show』で持論を展開。「エンバペと契約するのはフロレンティーノ・ペレス会長の夢だった。彼は夢を追いかけ、それはマドリーの夢でもあった。エンバペは誰もが加えたい選手だからね」としつつ、エンバペとヴィニシウスの共存は難しいと語っている。
「だが、同じ鶏小屋に2羽の雄鶏を入れているようなものだ。エンバペとヴィニシウスの共存は難しいと疑っていたよ」
「フロレンティーノ・ペレスは、カルロ・アンチェロッティ監督がロッカールームの問題を解決してくれると自分に言い聞かせていた。最初は多くの人がエンバペがこのチームに適応できるか疑っており、シーズンのはじめには『問題が起きる。代償を支払うのは彼だ…』と言っていたね」
「しかし、我々はエンバペがメンタル的にもスポーツ的にも怪物であることを忘れていたんだ。彼のパフォーマンスとその態度は、ヴィニシウスを壊し始めている。エンバペが圧倒しているんだ……」
首位を走るレアル・マドリーは8日、ラ・リーガ第23節で2位アトレティコ・マドリーとの直接対決に挑む。




