レアル・マドリーは、パリ・サンジェルマン(PSG)FWキリアン・エンバペ獲得に向けて1月に再びアプローチしているようだ。
以前から大きな注目の集まるエンバペの去就。2022年にはフリーでレアル・マドリー加入が決定的とも伝えられていたが、最終的にPSGとの契約を更新した。しかし、PSGとの契約延長オプションの行使は拒否しており、現行契約は今季限りで満了に。そして1月から来季のフリー加入に向けて他クラブと自由に交渉が可能になっている。
そんな中で『The Athletic』のマリオ・コルテガナ記者は、レアル・マドリー側はエンバペに対し、来夏加入するかどうかを1月中旬までに決断するように連絡したと伝えている。個人条件面を交渉する前に、本人の具体的な意思を確認したい考えのようだ。2022年5月の際、レアル・マドリー側はエンバペとの契約が成立したと確信していたようだが、選手はPSGとの契約を延長している。この経験により、上層部は「犯した失敗から学んだ」と指摘した。
また、同記者はエンバペに近い関係者の話として、2022年の交渉では契約ボーナス1億3000万ユーロ(約204億円)と年俸2600万ユーロ(約41億円)を受け取る予定だったと報道。しかし今回の交渉では、同じ条件にならない可能性が高いという。現在レアル・マドリーは、本拠地サンティアゴ・ベルナベウの改修工事によって支出を制限しており、さらにエンバペの加入によってクラブの給与体系が崩れロッカールームの調和が乱れることを懸念しているようだ。
その一方で、レアル・マドリーは現在でもエンバペにとって魅力的なオファーを提出できると自信を持っているとのこと。エンバペ本人は3日のフランス・スーパーカップ後に「まだ決断していない」と語っているが、今後数週間で大きな動きがあるかもしれない。




