FWキリアン・エンバペのパリ・サンジェルマンとの契約延長に、レアル・マドリーとその周辺は大きな怒りを感じているようだ。
ここまでマドリー移籍がほぼ確実視されていたエンバペだが、PSGは21日に同選手との2025年までの契約延長を発表。「時代を代表する選手のキャリア最高地点に存在するクラブ」うや「移籍市場の王者」と形容されてきたマドリーは、これまでにないほど冷たい水を浴びせられた格好となった。
スペイン『クアトロ』によれば、マドリーは20日エンバペの決断を知った模様。フロレンティーノ・ペレス会長に対して、選手から直接メッセージが届いたとのことだ
エンバペ獲得のために長い時間をかけてきたペレス会長は、その努力をまるでからかうように無下にされたことで「怒り狂っていた」という。『クアトロ』曰く、クラブ理事会は将来的にも、2025年以降にもエンバペを獲得する考えはなく、同選手に対する扉を完全に閉め切ったようだ。
またマドリーのエンバペ獲得の動きを何年にもわたり報じてきたスペインのスポーツ紙『マルカ』は、22日付の1面でPSGのアル・ケラフィ会長とエンバペが2025と記されたユニフォームをお披露目している写真を掲載して、「マドリーでプレーするには品格があまりにも足りない」との見出しを打っている。


