パリ・サンジェルマン(PSG)FWキリアン・エンバペの行動が、現地フランスで物議を醸している。
PSGでクラブ史上最多244ゴールをマークし、5度のリーグ・アン優勝など13のタイトルをもたらしたエンバペ。今季も公式戦32試合で32ゴールと驚異的な活躍を続けるエースは、1日に行われたリーグ・アン第24節、強豪モナコとの一戦でも先発に名を連ねていた。
しかし25歳FWは、前半の出場のみで交代に。するとベンチには戻らず、ファンとの写真に応じ挨拶を済ませた後、スタンドへ直行。実母で代理人のファイザ・ラマリ氏の隣で試合を見届けている。
フランス『RMC』のファブリス・ホーキンス記者によると、エンバペの交代はルイス・エンリケ監督の戦術的な決断だった模様。一部では、5日に控えるチャンピオンズリーグのレアル・ソシエダ戦へ向けての予防措置とも指摘されていたが、コンディションの問題は一切ないと伝えられている。
またルイス・エンリケ監督は、試合後の会見で「遅かれ早かれ、我々はキリアンなしでのプレーに適応しなければならない。監督が目指すのは常にチームにとってベストを見つけること。エンバペのマネジメント? このゲームに参加するつもりはない。何の問題もなく、状況に対処しているだけだ」とコメントした。
スペイン複数メディアでは、すでにレアル・マドリーと5年契約を結んでいるとされるエンバペ。今夏のPSG退団が濃厚とされる中で、今回の行動は大きな物議を醸している。
