Messi MbappeGetty Images

エンバペ、メッシを語る「てっきり敵同士になるんだと。僕の夢はレアル移籍で…彼のバルサ退団はあり得なかった」「一緒に過ごした日々には感謝しかない」

レアル・マドリーFWキリアン・エンバペが、パリ・サンジェルマン(PSG)で一緒にプレーしたFWリオネル・メッシについて語った。

メッシは2021年夏、バルセロナのサラリーキャップの問題によって同クラブ退団を余儀なくされ、PSGに移籍。それから2シーズン、エンバペとともにプレーしている。

エンバペにとって、メッシとのプレーは予想もしていなかったことだったようだ。スペイン『モビスタール・プルス』の番組“ウニベルソ・バルダーノ”でホルへ・バルダーノ氏と対談した同選手は、次のように振り返っている。

「メッシと一緒にプレーするなんて思いもしなかった。自分の夢はレアル・マドリーでプレーすることだったし、彼がバルセロナを去るなんて考えられなかったからね。彼はバルサでプレーし続けると思っていたから、てっきり敵同士になるんだと……。あの贅沢な2年間には、感謝をしないといけない」

FWクリスティアーノ・ロナウドが“世界最高の選手”と公言してやまないエンバペだが、メッシにも大きな敬意を払っている。

「レオという人間には驚いた。ロッカールーム内では、本当に普通の人なんだよ」

「レオは皆から敬意を払われる唯一無二の選手としてPSGにやってきた。彼のそばにいて学ぶべきことは多かったよ。その動き、ボールタッチ、フィニッシュ、攻めるか止まるかという判断の仕方……レオの近くいることで、僕はフットボールをより深く理解できるようになった。自分のキャリアにおいて、彼とプレーできたのは幸運としか言いようがないね」

エンバペはまた、昨季レアル・マドリーで指導を受けたカルロ・アンチェロッティ監督と、今季から同チームを率いるシャビ・アロンソ監督の違いを語っている。 

「彼らは異なる人物で、経験が違うとも言える。二世代の監督の交差だよね。カルロは史上最高の監督の一人で、選手にとっては彼がいるのは幸せなことだ。彼は選手と距離が近く、いつも助けようとしてくれる。シャビも助けてくれるが、彼はもっと若くて、カルロ以上に何かを示す必要に迫られている。カルロはもう、何も示す必要ないんだよ(笑)」

「シャビはまだ若く、レアル・マドリーで何かを成し遂げようという意欲を感じられる。彼は世界最高のクラブで、初めて大きなチャンスを手にしたんだ。僕たちは彼を助けなくてはいけないし、彼に望まれることをしていかなくてはならない。レアル・マドリーのために可能な限りタイトルを獲得できたらいいね」

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