パリ・サンジェルマン(PSG)FWキリアン・エンバペが、“メッシ・ロナウド論争”について言及している。
これまでメッシが7回、クリスティアーノ・ロナウドが5回と近年のバロンドールを独占してきた両者。サッカー史上最高の選手に数えられる両スーパースターだが、これまでも様々な識者や選手・監督の間で「どちらが優れた選手なのか」という“メッシ・ロナウド論争”が語られてきた。
PSGでメッシとチームメイトでありながら、幼い頃からC・ロナウドにあこがれてきたことを公言しているエンバペだが、『フランス・フットボール』のインタビューでこの論争について以下のように語っている。
「毎年、メッシかクリスティアーノのどっちかがバロンドールを受賞すると考えていたよ。どっちが好きかって? それは選べない。父親か母親を選ぶようなものだね」
「僕らの世代のバロンドールは、必然的にレオかクリスティアーノの戦いになっているイメージなんだ。記憶を辿っていけば、ロナウジーニョ(2005年)のことも少しは覚えているけどね」
そして、冗談交じりに「でも、すべては強欲な2人に潰されているんだよ! 2人が長い間賞を分け合ってきた。毎年、みんなと同じように『どっちが取るんだ?』って思っていたよ。今思えば、あの戦いはクレイジーだったね」としつつ、「セレモニーの日に2人が両隣になるのを見るのが楽しいんだ。2人の顔からどっちが怒っているか、もしくは受賞できずに動揺しているのか、見極めるのが本当に楽しかったんだ」とファンとして両選手のバロンドール争いを楽しんできたことを明かしている。