フランス代表FWキリアン・エンバペは、ティエリ・アンリ氏のゴール記録に並んだことを喜んでいる。
2026年ワールドカップ欧州予選の開幕戦で、ウクライナ代表と対戦したフランス。開始10分でマイケル・オリーセがネットを揺らして先制すると、82分にはエンバペが追加点を奪い、2-0で勝利を飾っている。
これでエンバペは、フランス代表通算91試合出場で51ゴール。同国のレジェンドであるアンリ氏の通算得点記録に並び、歴代2位のスコアラーとなった。試合後『TF1』のインタビューでは喜びを語っている。
「ティティには本当に感謝しているけど、今は彼を超えたいね(笑)。ティエリ・アンリのような選手と肩を並べるなんて光栄だ。彼がフランス国民にとって、そして全世界のストライカーにとってどんな存在かは誰もが知っている。道を切り開いた人物なんだ。僕は心から尊敬しているよ」
「こんなに早くこの記録に到達できたことは信じられないけど、本当に嬉しい。これからも続けていきたいし、何よりも試合に勝ってタイトルを獲得したい」
現在の最多得点記録保持者は、57ゴールを奪っているオリヴィエ・ジルー。エンバペは「記録には近づいていっているけど、考えてはいないよ。記録を破れると信じているからなのか、もっと重要なことがあると思っているからなのかはわからない。でも、フランスの歴代最多得点者になるのが決して簡単じゃないのは事実だよ」と語っている。
なお、エンバペはこの試合の終盤に決定機を迎えたものの、シュートを外している。その件については「最後のチップキック? あれはバカだったね。ああいうシュートは成功してこそ美しいんだ。失敗すればバカだよ」と冗談交じりに答えている。
