レアル・マドリーMFフランコ・マスタントゥオノ(18)は、周囲の評判を気にすることなく、地に足をつけて歩みを進めている。
レアル・マドリーは昨夏の移籍市場で、移籍金6000万ユーロをリーベル・プレートに支払いマスタントゥオノを獲得。シャビ・アロンソ前監督はシーズンの序盤に積極的に起用していたもの、守備の献身性はともかくとして攻撃能力が物足りないと、マドリーサポーターから批判を受けていた。
だが、ここ最近に風向きが変わりつつある。恥骨炎の問題を乗り越えた戦線復帰を果たしたマスタントゥオノは、アルバロ・アルベロア新監督率いるチームで再び先発の座をつかみ、欧州のプレーリズムにも慣れ始めたのか躍動を見せる。6-1で大勝したチャンピオンズリーグ・モナコ戦では、自身も1ゴールを決めただけでなく、右サイドで攻撃の起点となった。71分に交代でピッチから下がる際には、サンティアゴ・ベルナベウの観客から喝采を浴びている。
評価が変わりつつあるマスタントゥオノだが、選手本人は冷静だ。自身のすべきことが、プレーの改善だけだとと語る。
「小さい頃から自分のプレーについて話されてきた。ニュー・メッシだとか、最悪の選手とか、レアル・マドリーの最悪の補強だとかね。僕は自分のことをメッシとも、レアル・マドリー最悪の補強とも思っていない。ただ、最高の自分を引き出すために努力をするだけだ」
「レアル・マドリーは本当に要求が厳しいクラブで、常に最高のプレーを見せなければならない。受けた批判については忘れていない。それが僕をより良い、より強い選手にするんだ」
若くして母国アルゼンチンを離れ、世界最高とも称されるクラブで挑戦に臨むマスタントゥオノ。プレッシャーは感じないのだろうか。
「新しい日々に臨む心構えはできていた。家族と遠く離れた場所で、新しい環境に適応する覚悟はね。悪い時期などない。僕は日々の喜びを噛み締める人間で、そうやって最高の自分に近づけていけたらいいと思う」
マスタントゥオノはその一方で、シャビ・アロンソ前監督に反発していたとも報道されたMFジュード・ベリンガムについても言及。レアル・マドリード内で、とりわけ尊敬の念を抱く同選手が、極めて真面目な選手であることを強調した。
「ジュードは強い人だ。でも、今は強烈な意見をぶつけられているね。彼は朝の9時半に練習場に到着し、午後6時まで働き続ける人物だ。彼のことをエゴの強い人物と言うのは汚い行為だと思う。彼は止まることなく、ずっと努力をし続けているんだよ」


