ホームで現地時間20日に行われたリーグ・アン第9節順延分のランス戦に0-1で敗れたマルセイユだが、指揮官アンドレ・ヴィラス=ボアスは退任を否定している。
ランスに敗れたことで、マルセイユは前節のニーム戦に続いてホームで連敗。この一戦で酒井宏樹はフル出場、長友佑都は66分までピッチに立った。
試合後、マルセイユ指揮官ヴィラス=ボアスが『Telefoot』に対して、黒星を振り返った。
「(前半に負傷したヴァランタン)ロニエの交代が痛手だったね。できる限りのことをしたが、結果的にそのダメージが大きかったね。マルセイユは激しさを失ってしまった。一方でランスは見事な試合運びを見せたと思う。流れるような展開を見せるチームだったし、彼らは勝利に値すると思う」
マルセイユは不振に陥っていることもあり、ヴィラス=ボアスの解任論も一部メディアでは論じられている。本人は「その判断はすべて首脳陣が下すこと。私が一定のレベルに達していないと彼らが決断したら、私はここから去る。だが今はここを去る必要があるとは思っていない」との見解を示した。
指揮官は「(モルガン)サンソンは英国クラブからの関心があるようだが、移籍話は成立に至っていない。彼はここにいて、チームとしてすべきことに集中しているよ。今夜、彼はピッチ上でよくやってくれたと思っている」と述べている。
試合後、キャプテンであるGKスティーヴ・マンダンダも「クラブ内ですべきことはまだたくさんある。まずはメンタル面で立ち直る必要があると認識しているよ。我々はヴィラス=ボアスとともに前へと進むつもりだ。彼と最後まで戦い続ける」と述べており、指揮官を擁護している。
今季、一時はパリ・サンジェルマンとともにトップを争う位置にいたマルセイユだが、勝ち点の取りこぼしが続いて6位に順位を落とす結果となった。このあと、マルセイユはいかにして浮上を図るのか、今後の奮起が期待されるところだ。




