「不可能はない…それをピッチで示した」フィンランド指揮官、敵地でフランス撃破に手応え
フィンランド代表のマルック・カネルヴァ監督が、サン・ドニでフランス撃破後に試合を振り返った。
現地時間11日に行われた国際親善試合で、フランスと対戦したフィンランド。マルクス・フォルスが28分に先制点を決めると、その3分後にはオンニ・ヴァラカリがミドルレンジから追加点を叩き込み、2-0で勝利した。世界王者フランス相手にボール支配率72-28%、シュート本数24-6(枠内3-3)と劣勢の内容ながら、数少ないチャンスをのものにして勝利している。
試合後の会見でフィンランドのカネルヴァ監督は「この一戦はフィンランドにとって大きな自信になる」と語った。その言葉を『レキップ』が伝えている。
「世界チャンピオンを相手にして、勝利を収めることができたという事実に満足しているよ。選手たちは勝利のためにできる限りのことをした。守備の時間が多かったものの、集中してしっかり守りきった。そのうえで素晴らしい2つのゴールを決めることができた」
「フランスにはかなりの決定機を作られた。だが0-2という結果は、我々がよくディフェンスできていたことを証明するものだと思っている」
ゴールを決めたフォルス、ヴァラカリについては「彼らの得点は本当に素晴らしいものだった。正直なところ、彼らがこのようなビッグマッチで力を発揮したことに驚いているんだよ。フィンランドにとって彼らの成長は本当に喜ぶべきもの。代表のポジション争いも激しくなるね」と驚き混じりで教え子たちを労った。
なお、すでにフィンランドはEURO2020予選のグループJを2位で勝ち上がり、フィンランド代表初のEURO本戦出場を決めている。2021年に延期となった本大会ではグループBに入り、ベルギー、デンマーク、ロシアと戦う。指揮官カネルヴァはフランス代表との戦いを終え、EURO2020でもインパクトを残せると見据えているようだ。
「ハイレベルな試合でも、ハードワークで結果を残せることを示した。今日の結果は自信を身につけるうえでとても重要な一戦になったと思う。もちろんEURO2020の本大会では厳しい展開になるだろうと覚悟している。それでもきっと不可能なことはないと信じているよ。今夜、フィンランドはそれをピッチ上で証明した」
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