ビジャレアルのマルセリーノ・ガルシア・トラル監督が、30日のラ・リーガ第14節レアル・ソシエダ戦に向けてコメントを発した。ソシエダMF久保建英は、警戒すべき選手の一人のようだ。
ソシエダは今季ラ・リーガでチーム最多の5得点を決め、なおかつ攻撃のコンビネーションの鍵を握るFWミケル・オヤルサバルが負傷離脱。大黒柱抜きでラ・リーガ4位のビジャレアルと対戦することになる。
とはいえ、マルセリーノ監督に慢心はない様子。ソシエダがオヤルサバルだけのチームではないことを強調し、警戒する選手として久保の名を挙げている。
「ソシエダはオヤルサバルを欠いている。だが、彼らにはクボがいるじゃないか」
「ソシエダにはそのほか、現在素晴らしい時期を過ごしているバレネチェアや、ブライスだっている。彼らのような選手がスピードと正確性を持ちながら連係するとなれば、私たちは良質な守備を求められることになるんだ」
なおマルセリーノ監督率いるビジャレアルは、昨季のラ・リーガ第19節ソシエダ戦で、久保のゴラッソ(ファインゴール)によって0-1の敗戦を喫していた。久保は51分、オヤルサバルのロングボールを敵陣で受けると、そのまま50~60メートルを駆け抜けてペナルティー内に侵入し、自らシュートを決め切っている。
マルセリーノ監督はあの試合の直後、「こちらのミスであると同時に、とても素晴らしい選手の見事なプレーでもあった。あれは凄まじいプレーだったね」「今回は、一人の素晴らしい選手が決定的な活躍を見せた。あのアクション、あの決定力でもってね」と語るなど、久保のクオリティーを絶賛していた。それだけに今回も注意を払っているようだ。




