バイエルン・ミュンヘンGKマヌエル・ノイアーが代表復帰を検討するためには、二つの前提があるという。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が伝えている。
現在39歳のノイアーは、昨年のEUROを最後に代表からの引退を表明。124キャップを誇るドイツ代表の正守護神としてのキャリアに終止符を打ち、クラブでのプレーに専念する決断を下していた。一方、その後継者とされたバルセロナのGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンはケガで昨シーズンのほとんどを棒に振り、今シーズンも背中の手術の影響でピッチに戻れていない。そして現在、ホッフェンハイムGKオリヴァー・バウマンがゴールマウスを守るドイツ代表だが、来年のワールドカップに向けて、クラブでなお好パフォーマンスを見せるノイアーの代表復帰を求める声も少なくないという。
こうした中、『シュポルト・ビルト』は、ドイツサッカー連盟(DFB)のルディ・フェラーSD(スポーツディレクター)がノイアーと接触したと報道。一方、復帰の実現には、テア・シュテーゲンが戦線復帰後もバルセロナ、あるいは他クラブで出場機会を得られていないこと、そしてユリアン・ナーゲルスマン監督自身がノイアーに歩み寄り、自ら説得にあたることが条件になると伝えられている。
なお、ノイアー自身は今年9月に改めて「代表ではもうプレーしないと決めたのだよ」と復帰の可能性を否定。ナーゲルスマン監督も先日、「私の知る限り、マヌは引退している。それを毎週3時間も議論するなんて理解できない」と報道陣に苦言を呈していた。
