マンチェスター・ユナイテッドは、オールド・トラッフォードの近くに10万人収容の新スタジアムを建設する計画を発表した。
オールド・トラッフォードは、1910年以来マンチェスター・ユナイテッドの本拠地となっている。共同オーナーのジム・ラトクリフ氏は、「世界最高のサッカースタジアム」を建設したいと語っており、クラブは5年以内に完成させたいと考えている。
ユナイテッドの発表は、既存のスタジアムを発展させるか、新しいスタジアムを建設するかをめぐる広範な協議プロセスを経て行われた。そして、10万人収容の新スタジアムを建設することを決定。建設が完了すれば、クラブの既存の本拠地は取り壊される可能性が高いと伝えられている。
デザインは「トライデント」と呼ばれる3本のマストが特徴で、高さ200メートル、25マイル先からも見えると建築家は語っている。一方で、サポーターグループ「The 1958」は、INEOSとジム・ラトクリフ卿による10万人収容の新スタジアム建設計画を非難した。
「そのサーカスのような美学は、クラブの労働者階級の起源や、世代を超えたファン層のアイデンティティを無視している。過去に敬意を表し、地元コミュニティとの絆を深めるどころか、実質よりも見世物を優先している」


