マンチェスター・ユナイテッドは、FWジョシュア・ザークツィーと1月の移籍に関して合意したようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
2024年夏にマンチェスター・Uへ加入したザークツィーだが、今季は厳しいものとなっており、ここまでプレミアリーグでは一度も先発出場がない。出場機会が大幅に減少する中、先日には2026年のワールドカップに向けてより多くのチャンスを求めていることを明言している。
そして報道によると、クラブ側はザークツィーが1月に退団することを認める意向を固めたという。ローマが最有力な獲得候補として浮上しており、両クラブ間で買い取りオプション付きのレンタル移籍に向けて交渉が開始されたようだ。マンチェスター・Uはローマに対し、シーズンの残り期間はレンタルで、そしてセリエAで好成績を残した場合に保証される買取オプションを要求したという。
一方のローマは、トッテナムFWマティス・テルといった代替ターゲットも検討しているものの、ザークツィーを最優先事項と位置付けているとのこと。報道によると、ローマはレンタル期間中は現在の給与の半額を支払う用意があり、シーズン終了後に完全移籍が実現した場合は契約内容を再検討するという。なおマンチェスター・Uは、買い取りオプションの最低額を3500万ユーロ(約62億6000万円)に設定しているようだ。
一方でマンチェスター・Uでは、ベンヤミン・シェシュコの膝の負傷によって攻撃陣はすでに逼迫しており、ブライアン・エンベウモとアマド・ディアロもアフリカ・ネイションズカップ出場のため、数週間の欠場が見込まれている。幹部は、シーズン途中でフォワード陣がさらに離脱すれば、選択肢が減ることを懸念しているようだ。今後の動向に注目が集まっている。




