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C・ロナウド2発のマンチェスター・Uがアーセナルとの打ち合い制す!冨安健洋はフル出場

現地時間2日、イングランド・プレミアリーグは第14節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルは敵地オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドと対戦した。

ラングニック新監督の就任が決まったものの、就労ビザの関係でこの試合まではキャリック暫定監督が指揮を執るユナイテッド。3試合未勝利の状況で迎えるのは、開幕当初の不振からは完全に脱却したアーセナル。アーセナルとしても勝てば4位浮上が決まる重要な一戦で、立ち上がりからアグレッシブにハイプレスをかけてユナイテッドゴールへと迫る。

迎えた13分、右CKのぼれ球をエルネニーが頭で繋ぎ、ペナルティーエリア手前からスミス・ロウがダイレクトボレー。これがゴール左へと決まるが、GKデ・ヘアが倒れており、試合が一時中断される。しかし、デ・ヘアが倒れていたのはアーセナルのファールではなく、味方に足を踏まれていたからという確認が取れたため、ゴールが認められた。ユナイテッドは当然抗議をするが覆らず、アーセナルが先手を取った。

反撃に出たいユナイテッドはアーセナルのプレッシングに苦労するが、徐々にボールを前線まで運べるようになる。しかしアーセナル守備陣も集中した守備を披露し、36分には左サイドでクリスティアーノ・ロナウドが縦に仕掛けるが、ここは冨安がうまく対応しゴールキックとなる。39分にもサンチョが左サイドで縦に仕掛けたものの、再び冨安が体を入れて突破を許さない。

アーセナルとしてはこのままリードして前半を終えたかったところだが、44分、ペナルティーエリア左で冨安と対峙したサンチョがエリア内にパスを通すと、走り込んだフレッジがゴール前にラストパス。これをブルーノ・フェルナンデスがゴール右へとダイレクトで流し込み、ユナイテッドが試合を振り出しに戻した。

後半に入ってもユナイテッドがチャンスを作り出す。48分、B・フェルナンデスのパスをエリア内右で受けたC・ロナウドが鋭い切り返しでDFをやり過ごし、左足でシュート。しかし、これはGKラムズデールが体に当ててブロックする。

続く52分には、ヌノ・タヴァレスの上がった裏のスペースでボールを受けたラッシュフォードが、ペナルティーエリア右からゴール前に折り返す。これをC・ロナウドが右足でゴール左へと流し込み、ユナイテッドが逆転に成功する。

リードを許したアーセナルだが、すぐに反撃。55分、トーマスのサイドチェンジを受けたマルティネッリがペナルティーエリア右から折り返すと、ゴール前のウーデゴールが右足でゴール左へと流し込み、アーセナルが同点に追いつく。

打ち合いの様相を呈する中、67分に冨安と対峙したサンチョがエリア内にパスを出すと、走り込んだフレッジがボールを受けたところでウーデゴールが後ろからタックル。主審はノーファールとジャッジしたが、VARの結果、ユナイテッドにPKが与えられる。このPKをC・ロナウドがど真ん中に豪快に蹴り込み、ユナイテッドが再び勝ち越す。

追いつきたいアーセナルは70分、スミス・ロウに代えてサカを投入。さらに79分にはオーバメヤンとウーデゴールを下げてラカゼットとエンケティアを投入する。一方のユナイテッドも79分、ラッシュフォードに代えてリンガードを投入し前線に運動量を加えた。

88分にはC・ロナウドがお役御免となり、マルシャルを投入。さらにはB・フェルナンデスも下げてファン・デ・ベークを投入し逃げ切りを図る。アディショナルタイムの5分間でアーセナルも必死の攻めを見せるが、ユナイテッドも全員が自陣に引いて専守防衛。打ち合いを制し、2018年4月以来となるアーセナル戦勝利を手にした。

■試合結果

マンチェスター・U 3-2 アーセナル

■得点者

マンチェスター・U:B・フェルナンデス(44分)、C・ロナウド(52分、70分PK)

アーセナル:スミス・ロウ(13分)、ウーデゴール(54分)

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