マンチェスター・ユナイテッドは、クラブ史に残る厳しいシーズンスタートとなっている。
エリック・テン・ハーグ監督体制2シーズン目を迎えたマンチェスター・U。夏の移籍市場でも積極的な補強を敢行して準備を進めてきたが、ラファエル・ヴァランら主力選手のケガが相次ぐことに。さらにジェイドン・サンチョ、アントニーもチームから外れており、苦しいチーム事情となっている。
そしてそれはピッチにも反映され、プレミアリーグでは開幕5試合2勝3敗で6得点10失点。迎えた20日のチャンピオンズリーグ・グループリーグ第1節バイエルン戦でも、敵地で3-4と敗れた。
『Opta』によると、マンチェスター・Uが開幕全公式戦最初の6試合で4敗を喫したのは、1986-87シーズン以来のことに。また1978年以来初めて3試合連続3失点、直近5試合で14失点を許している。さらにテン・ハーグ監督体制では、直近のアウェイゲーム35試合で18敗と苦しい戦いが続いている。
クラブ史に残る厳しいスタートになったマンチェスター・Uだが、テン・ハーグ監督はバイエルン戦後に『TNT Sports』で以下のように語った。
「我々は今、多くのことが不利に働く時期にいる。自分たちの運を自分たちで掴まなければならない。過去3試合の相手は素晴らしいチームだった」
指揮官は23日のバーンリー戦へ向け「どの試合も重要だ。誰も助けてはくれないし、自分たちで運を掴まないと。試合にとどまり、ゴールを許さないこと。1つのミスの問題ではないんだ」とコメント。「この状況をどう変えるのか?」との問には、こう返答した。
「私も含めたチーム、それができるのは我々だけだ。すべては我々の手の中にある。他の誰でもない」




