マンチェスター・ユナイテッドDFラファエル・ヴァランは、今季終了後にフリーで退団する可能性が高まっているようだ。
レアル・マドリーで4度のチャンピオンズリーグ制覇を経験し、フランス代表としても2018年のワールドカップを制したヴァラン。2021年夏に最大4200万ポンドとされる移籍金でマンチェスター・Uに加入すると、初年度はチームに欠かせない存在としてリーグカップ優勝にも貢献していた。
しかし、今シーズンはケガの影響もあったがポジションを失う形に。直近のプレミアリーグでは4試合出番がない状況が続いている。そして『The Athletic』によると、ヴァランとエリック・テン・ハーグ監督の関係は悪化している模様。10月末のマンチェスター・シティ戦(0-3)でベンチに座ったが、その時期から選手側はフラストレーションをためているようだ。
そして同メディアは、ヴァランとマンチェスター・Uの契約は公表していたよりも1年間早く満了する予定だと指摘。2021年8月に加入が決定した際には「2025年6月まで」と公表されていたものの、実際には現行契約は今季限りであり、1年間の延長オプションが付帯しているようだ。しかし、1300万ポンド(約23億円)とされる年俸の削減のためにクラブ側はフリー移籍を認める可能性があるという。
なおマンチェスター・Uでは、ジェシー・リンガードやポール・ポグバのように選手を維持するか、フレッジのように売却するかを選択するためにも、ほとんどの選手の契約に1年の延長オプションを盛り込むという。しかし今年夏に退団したダビド・デ・ヘアに続き、アントニー・マルシャル、そしてヴァランに対してもオプションの発動を見送る可能性が高いと伝えられている。


