マンチェスター・ユナイテッドは、1月の移籍市場で複数選手へのオファーを聞く準備があるようだ。
エリック・テン・ハーグ監督就任2年目を迎えたマンチェスター・U。しかし開幕から厳しい戦いが続いており、プレミアリーグでは16試合を終えた時点ですでに7敗（9勝）を喫し、チャンピオンズリーグでは最終節を前にグループ最下位で敗退の危機に瀕するなど、不安定な戦いが続いている。
そんな中で迫る1月の移籍市場だが、マンチェスター・Uは複数の選手に対するオファーを聞く考えがあるようだ。
イギリス『ガーディアン』によると、昨季の主力であったラファエル・ヴァランとカゼミーロも放出候補に。レアル・マドリーでチャンピオンズリーグ三連覇の経験を持つ両者だが、今季は負傷の影響もあって出番を失っている状況。クラブは、適切なオファーが届いた場合に交渉を進める考えだという。
また、テン・ハーグ監督との衝突から「規律の問題」でトップチームを離れ続けているジェイドン・サンチョ、さらに今季限りで現行契約が満了するアントニー・マルシャル、加入以降トップチームに定着できていないドニー・ファン・デ・ベークの放出も許可する構えのようだ。
なお同メディアは、クラブ側は上述の選手の放出に前向きなものの、テン・ハーグ監督は「チームが弱体化するのであればいかなる放出も許可しない」と指摘。監督に選手たちを追い出す考えはないという。しかしファイナンシャル・フェア・プレー規則により、選手補強のためには資金を捻出する必要も。そのため、適切なオファーがあれば売却も考慮する姿勢を取ると伝えられている。