マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督は、選手の放出について語っている。
今夏の移籍市場では攻撃陣を中心に積極補強を行い、すでに2億3000万ユーロ(約396億円)近くを選手獲得に費やしているマンチェスター・U。しかしその一方で、選手放出はなかなか進まず。プレシーズンツアーに帯同せずアモリム監督の構想外とされた5選手(アレハンドロ・ガルナチョ、アントニー、ジェイドン・サンチョ、タイレル・マラシア、マーカス・ラッシュフォード)のうち、ラッシュフォード以外は未だ新天地が決まっていない。
そうした状況について、アモリム監督は会見で「選手がこうした状況にあるのは良くないことだと認識している。彼らが別のクラブでプレーしたいと考えているのは明らかだ」とし、以下のように続けた。
「双方が満足できるようにあらゆる調整を試みている。将来を担うであろう選手たちとトレーニングするようにしている。他の選手たちは、次のチャプターに向けて練習と準備をしている状況だ」
その一方で「移籍市場が閉まれば違う歴史になる。市場が閉まったら、選手を歓迎しなければならないよ。そうすれば新たな人生が始まるし、何が起きるかわからない」とも語っている。
なお『The Athletic』は、マンチェスター・Uは今夏の移籍市場で未だ売却益がゼロであることを指摘。さらに構想外4選手の売却を積極的に進めているものの、移籍市場の閉幕が近づくにつれてより安価で放出する可能性が高まっていると分析している。


