マンチェスター・ユナイテッドのOBギャリー・ネヴィル氏は、エリック・テン・ハーグ監督の将来を懸念している。
14日に行われたプレミアリーグ第21節で、トッテナムと対戦したマンチェスター・U。本拠地オールド・トラッフォードで3分に先制したが、19分に追いつかれる。40分には再びリードを奪ったが、後半開始早々に失点し、そのまま2-2で試合を終えた。
これでプレミアリーグ21試合を終えて10勝2分け9敗、勝ち点32で7位につけるマンチェスター・U。勝ちきれずに上位浮上のチャンスを逃し、4位アーセナル(1試合未消化)とは8ポイント差になった。すでに公式戦で14敗を喫するなどテン・ハーグ監督の去就も騒がれる中、ネヴィル氏は『スカイスポーツ』で以下のように語っている。
「今後数カ月以内に今のプレースタイルが発展するかどうかを見極めなければ。それがないのであれば、新しいオーナー(『INEOS』の株式25%取得は2月に完了とも)が来た時に監督の立場は厳しくなるはずだ」
「トッテナムのサッカーを見るのは楽しいが、マンチェスター・Uは苦痛だ。才能ある選手はいるが、今後数カ月で軌道に乗せなければならない。テン・ハーグがそうできることを願っているよ」
さらに「正直、驚きもあるよ」とし、「テン・ハーグはアヤックス時代に素晴らしいコンビネーションとプレーパターンを持つチームを作り上げた。本当に機能していたよね。だが、今はそれが見えない」と現在のチームに苦言を呈している。
「このチームの基盤となるプレースタイルはどこにあるんだ? 私にはそれが見えず、とても心配している。ジョゼ・モウリーニョ体制ではカウンター志向だったが、テン・ハーグに期待していたものはそれじゃないだろう」
「彼らはどうプレーするのか? どうやって試合に勝つのか? 戦術はどんなものか? プレースタイルがなければ苦戦は免れない。今後数カ月以内にスタイルは確立しなければならない」





