マンチェスター・ユナイテッドは、指揮官交代を決断した場合の後任候補を選定しているようだ。
昨季エリック・テン・ハーグ監督を招聘したマンチェスター・U。初年度でリーグカップ制覇やプレミアリーグでのトップ4フィニッシュを達成したものの、今季は厳しい戦いが続いている。リーグ戦では9勝7敗ですでに首位リヴァプールとの差が「10」まで広がり、チャンピオンズリーグではグループステージ最下位で敗退が決まった。
厳しい結果が続いていることに加え、先日『スカイスポーツ』はテン・ハーグ監督のマネジメントに選手の半数近くが不満を抱えているとも報道。指揮官への重圧が高まっている。そんな中で同メディアは、以前から伝えられる『INEOS』による25%の株式取得が承認された後、新体制での人事について分析している。
同メディアは、現在のマンチェスター・U上層部に指揮官交代の計画がないことははっきりしており、後継者候補にアプローチを取ったこともないという。さらに負傷者の続出が不振の影響だと考えており、テン・ハーグ監督の下での長期ビジョンを現在も支持しているようだ。しかしマンチェスター・Uは次節、敵地アンフィールドでリヴァプールと激突。直近4試合で3敗を喫する中、宿敵に敗れればテン・ハーグ監督への重圧はさらに高まると指摘した。
そして『スカイスポーツ』は、ジム・ラトクリフ卿のクラブ株式取得は数日以内に完了する見込みであるものの、プレミアリーグに正式に承認されるまで最大2カ月近く必要であると報道。その上で、この期間中に成績を改善することができなければ、テン・ハーグ監督が続投することは難しいとの見解を示している。
さらに同メディアは、今後テン・ハーグ監督を解任することになった場合、後継者はグレアム・ポッター氏になる可能性が高いとも指摘。ブライトンで評価を高め、直近ではチェルシーの指揮を執った48歳指揮官が最有力候補に挙がっているようだ。『INEOS』が所有するニースの監督候補としても検討された過去があり、ラトクリフ卿は同指揮官を気に入っていると伝えられている。
なお『INEOS』は、新体制に備えてサッカー部門の運営体制全体の見直しを実施する予定。あらゆる部門での改革を検討しているようだ。今後の展開に注目が集まっている。
.jpg?auto=webp&format=pjpg&width=3840&quality=60)

