マンチェスター・ユナイテッドのOBロイ・キーン氏が、古巣のエリック・テン・ハーグ監督について言及した。
3日に行われたプレミアリーグ第27節で、シティとのダービーに挑んだユナイテッド。開始8分にラッシュフォードのスーパーミドルで先制に成功し、前半をリードで折り返すことに成功する。しかし劣勢の時間が続くと、56分にはフォーデンの見事な一撃で追いつかれると、80分に再びフォーデンに決められて逆転を許す。終了間際にはハーランドに3店目を奪われ、1-3で逆転負けを喫した。
これで今季リーグ戦11敗目となり、勝ち点44のままとなったユナイテッド。2位シティとの差は「18」に広がり、来季はフォーマット変更に伴い5位までチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できる可能性はあるものの、5位トッテナム(1試合未消化)とは6ポイント差となっている。
試合後、キーン氏は『スカイスポーツ』で「今日はシティがあまりに素晴らしかったので、ユナイテッドにあまり厳しいことは言えない」と前置きしつつ、「これでユナイテッドはリーグ戦11敗目。恐ろしい成績だね」とコメント。その上で、テン・ハーグ監督の手腕に疑問を呈した。
「このユナイテッドがどこへ向かっているのか、未だ疑問が残っている。最後の25分間、彼らはシティに近づくことすらできなかった。このチーム、そして指揮官への疑問は解消されていない」
「問題は、このチームは未だに瞬間がすべてだということ。これだけの資金を投じたのであれば、それ以上のもの(継続)が必要なんだ。ここ数カ月に見てきた試合では、一貫性が欠如している」
また、同じくOBであるギャリー・ネヴィル氏も「本当に一貫性がない」としつつ、「今日はシティ戦で、来月はリヴァプールとの2試合がある。テン・ハーグは、これらの試合で判断されるだろう」と予想。ビッグマッチで結果を残せなければ、解任される可能性は高いと語っている。