今季12敗目を喫したマンチェスター・ユナイテッドについて、有力メディア『The Athletic』が分析している。
4日に行われたプレミアリーグ第31節で、チェルシーと敵地で対戦したマンチェスター・U。19分までに2点を追いかける展開となったが、前半のうちに追いつくことに成功すると、67分にガルナチョのこの日2点目で逆転に成功する。しかし、後半アディショナルタイムにパーマーの2得点を許し、3-4で敗れた。
『The Athletic』は、試合後にこの打ち合いとなった一戦をレビュー。その中で「ユナイテッドはこれ以上のカオスに陥る可能性はあるのだろうか?」と題し、以下のように指摘している。
「彼らは最後の82秒までカオスを受け入れた。勝利は手中にあったが、(後半アディショナルタイムに)ディオゴ・ダロトがPKを与え、パーマーの2ゴールを許している」
「今夜の試合で勝ち点3を捨てた結果、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権の望みに実質的に別れを告げたことになる」
「最初の30分のプレーは問題山積みだったが、彼らはカオスを受け入れ、チェルシーが残した広大なスペースを活用し始めた。このアプローチを先日のマンチェスター・シティvsアーセナルと比較すると、これほどコントロールできない試合はない。息が詰まるほどだった」
「だが、ユナイテッドは相手チームのチャンスを阻止することが今季を通じてできていない。今年に入ってからのリーグ戦10試合で、200本以上ものシュートを許している(※225本。リーグワースト)。そしてそれが、この試合で再び彼らを悩ませることとなったのだ」
これが今季リーグ戦12敗目となり、勝ち点48のままとなったマンチェスター・U。4位アストン・ヴィラとは「11」、5位トッテナムとは「9」の差がついており、残り8試合での逆転へ難しい戦いが続いている。