マンチェスター・ユナイテッドのOBで『スカイスポーツ』の解説を務めるギャリー・ネヴィル氏が、現在のチームについて語っている。
アーセナル戦(2-3)に敗れて以降、公式戦5試合で4勝1分け無敗を好調のマンチェスター・U。12日に行われたプレミアリーグ第23節でも、敵地リーズで苦しい戦いが続いたものの、マーカス・ラッシュフォードの決勝点などで2-0と勝利を収めている。
これで勝ち点46に到達し、2試合消化は多いものの首位アーセナルに5ポイント差まで迫ったマンチェスター・U。しかし、ネヴィル氏は「正直、彼らがプレミアリーグの優勝争いに加わっているとは思っていない」とコメント。リーズ戦ではリサンドロ・マルティネスとラファエル・ヴァランをベンチスタートとさせたが、これは16日に控えるヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント・プレーオフのファーストレグ、バルセロナ戦を見据えたものだと語った。
「エリック・テン・ハーグは、バルセロナ戦を優先しているようだ。マルティネスとヴァランはその試合に向けて温存された。もし彼がプレミアリーグ優勝が可能だと感じていれば、当然そちらを優先するだろう。彼でさえ、タイトルは自分たちの手に負えないと考えているんだと思う」
「彼は(ターンオーバーを)やってのけたと思う。でも、私はプレミアリーグで優勝できるとは思えない。まだ多くの試合が残っているし、マンチェスター・シティやアーセナルのレベルにはないと考えている」
なおマンチェスター・Uは、今季すでにリーグ・カップ決勝に進出。さらにFAカップやELも残しており、ネヴィル氏はカップ戦にタイトル獲得のチャンスがあると考えているのかもしれない。
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